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どうして今、アウトバウンドが必要なのか・その2

今、インバウンドが調子いいですね!

2018年は3000万人どころか、3200万人という過去最高の記録をつくる可能性があるようです。

(2017年は2600万人でした)

しかし私は思うのです。調子の良い時にこそ、しっかり考えて動かないと!

「日本がすごいからインバウンドが伸びているんだ!」

「日本の技術が認められて来日しているんだ!」

・・・そうでしょうか?それはそうかもしれません。

が!私はあぐらをかいていてはいけないと思うのです。

もう自画自賛、やめましょう!

まずはこのデータを。マレーシアと日本のインバウンド(マレーシア人が日本に来る)とアウトバウンド(日本人がマレーシアに行く)の関係を見てみましょう。

2016年 in 394,268人 out 413,768人
2017年 in 439,500人 out 392,777人


2016年と2017年に数字が逆転していることがわかります。

日本人がマレーシアに行った人より、マレーシア人が日本に来た人数が逆転!!

昔はマレーシアはまだ経済力も強くなくて、海外旅行ができる人も少なかったのですが、近年は経済力がついて来て

Air AsiaなどLCCの就航も手伝って、積極的に海外旅行に出ているのです。(平均年齢も若い国なので、特に若者が)

そしてついに、2017年、追い抜かされてしまいました・・・


だけどいいじゃない!来てくれてマレーシア人が日本でお金を使ってくれるんだから!

そりゃそうです、それはすごくありがたいことです。

だけど、マレーシア人にとって、海外は日本だけではないはずだし、それって素直に喜べないのは私だけでしょうか・・・


インバウンドが伸びているのは何も日本に限ったことではなく、世界中で伸びているのです。

海外旅行がトレンド!!なんですよ



目覚ましい経済成長

LCCの就航便増加

治安が安定している

このおかげで、海外旅行が急増しています。

特にアジアはそうですね!!

日本は完全にこのトレンドからは乗り遅れている印象です。(”乗り遅れている”という言葉、日本人にとって弱い言葉・・・)

韓国のアウトバウンドは1900万人に対し、日本は1600万人

大して変わんないじゃん、とお思いでしょうが、韓国は日本の人口の半分ですからね、この数値は大きな差です!

そうなんです、乗り遅れているんです・・・


海外旅行を始めて15年になりますが、昔より日本人の遭遇率がかなり減った印象があります。

(グループツアーだと”日傘”を見ると日本人!というのがあって追っかけてましたが、最近では中国の方も日傘をさすようになってもはや言葉でしか判別できないw)

あっ!日本人かも!と話しかけても、台湾から、香港から、日系アメリカ人だったり、チャンスが少なくなりました。

どうしてだろう・・・



これもドイツに絞った限定的なデータではあるのですが、日本人がドイツに来る人数が国別でカウントされていて

10年前までは10位以内(8、9位)だったのですが、現在なんと17位。相当順位を落としています。

どこの国も比較的こんな感じで、どうやら国の観光局が日本支部を閉めて、韓国や中国へ移転、というケースが少なからずあるようです。

”日本に支部置いてても、うちの国に来てくんないし、だけど韓国・中国の人は最近増えて来ているから、もっとプロモーションして伸びる可能性がある!”

という感じなんでしょう。

寂しいことです。


またちょっと、ドイツの例を!

ドイツは知る人ぞ知る、旅行大好き民族です。ドイツ人は世界一旅行をします。

その数、年間8300万人!ドイツの人口は8200万人です。あれ?!数がおかしい。

必ず一年に一回以上は海外旅行に行くという計算になるのです。

赤ちゃんや高齢の方ももちろん、人口に含まれていますよ。この数、驚異的じゃないです?!

(書くのも寂しいけど、ドイツより人口の多い日本は1600万人でしたね)

とはいえ、陸続きのドイツなので、渡航先ベスト10全て海を隔てないところばかりです。

(スペイン、イタリア、トルコと続く)

だから当たり前のように、観光収支(外国人がドイツで使ったお金から海外でドイツ国民が使ったお金を差し引いた金額)赤字です。


しかしながら、観光産業雇用は300万、それによる国内GDPは3.9%という数字。(対して機械産業が3.5%)。

機械より観光が生み出すお金の方が大きい!

ドイツ人は旅行をたくさんするから、観光客が何を求めていて、どんなことに困るか、何をしたいかをよーく知っているのです。

それが産業につながる、と考えます。(観光産業を支える企業はほとんど中小企業だそうです)



これは私たちの例で、何も利益を生み出したわけではないのですがw

うちでカウチサーフィン(観光客をタダで泊めるホスピタリティーコミュニティーのマッチングサイト)をしていました。

広島に欧米人が多いということもあるのですが、リクエストの9割が欧米人でした

そして、全員を受け入れるだけの力はなかったのですが、受け入れた欧米からのゲストたちはみなさんポジティブなレビューを残してくれました!

リクエストの9割が欧米人、これはちょっと狙っていました。

なぜなら、私はヨーロッパを旅行したことがあるから、何を求めていて、何をしたいか、どんな風に過ごしたら楽しいかを知っていたからです。

一例を。これ、みんな大好きだった!なんでもない浴衣。
c0206311_23530254.jpg
日本だと、入院中に着るイメージや古い旅館で着るイメージがあるのですが、パジャマ代りに着る浴衣って、新鮮みたいです。

記念撮影とか、実際買って帰った人も数組います。

日本人はどうしても、お出かけ用の綺麗な浴衣を〜と考えがちですけど、実はこちらの方がウケがいいんですよ。

買って帰るにも安いし、かさばらないし。


ゲーテも言っています。

「外国語を知らぬものは自国語についても無知である」

これは言葉に限ったことではなくて、やっぱり外国に出ると日本を客観的に見ることができるから、いいところ、必要なことがよくわかるんですよね。

他の国の良いところを知らないと、日本の良いところを本当の意味で知ることはできないし、日本に何が足りないか、というところも同じだと考えます。

だから、外国人の観光にないかしらの形で携わろうと思う人は特に、やっぱり海外旅行はした方がいいと思います!


次回は東南アジアから日本のインバウンドを学ぶことについて考えたいと思います!

続くー!

by sahne-miz | 2018-07-06 01:00 | 考える | Comments(0)

広島在住、旅好き人間です。訪問国は70以上。冒険求めて世界中どこまでも。世界の食探検「あかいはりねずみ」準備中です。


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