前回までの考察で、予測していたターゲット絞りが失敗に終わってしまいました。
だけどなんとなく、思うのです。自分が作りたいカフェって、自分と似た人に来てもらいたいんだろうな〜と。
カフェの店員さんとカフェにいるお客さんの雰囲気が似ているなーと思うことって、ありませんか?
おそらく、個人経営の飲食業で重要なキーワードの一つに「共感」ということがあると思います。似ていると共感って生まれやすいですよね。
そこで、今回はデータではなく私の個人的な体験から見ていきたいと思います。
下のリンクの記事でも書いた内容なので、被っている部分もあると思いますが・・・
では、いきます!
初めて海外旅行に行った時、私は自分が貧乏で惨めだと思っていて、長年蓄積されてきたであろう、なんだかよくわからないコンプレックスを抱えて生きていました。
今になって思うのですが、この時こんなネガティブな自分を変えたい、と考えて奮闘していた気がします。
そして、海外で行った先で自分の持っていた貧乏で惨めだと”思い込んでいた”価値観がぶっ壊されることになります。
お釣りがあめちゃんってどういうこと?
日が暮れてくると、いきなり路上に何かを敷き、そこで寝る準備を始めた人々がいました。
その中には家族連れもいましたし、赤ちゃんや子どももいました。
私よりずっと若いのに働いているんですが、この子の笑顔が最高に可愛かったのは今でもよく覚えています。
小さな田舎の村で。学校帰りの子どもです。どうして笑顔がキラキラしているの?
などなど、とにかく自分の持っていた価値観がガラガラ崩れ落ちてしまいました。
周りにいませんか?例えば、インドに行って、なんか変になったヤツとかw
そういう人たちもきっと持っていた価値観がガラリと変わってしまった証拠だと思います。
そんなやつらの例に漏れず、私も価値観がぶっ壊されたので、コンプレックスを隠すために持っていた(であろう)洋服やハイヒール、ピアスなどなど捨て去り、
染めていた髪も放置、手入れをしなくなりました。
その程度で貧乏なんて言うんじゃない!金なんてなくても、こんなに一生懸命、楽しく生きているんだ!
そんなメッセージを旅先で得た故の、ダメ人間な自分を変えたい当時の行動がこんな感じでした。
海外旅行でこういった強烈な体験をしたわけですが、それでもすぐにコンプレックスが消えたわけではなく、日常の小さな変化の積み重ねの中で少しずつ消えていったのです。
やっぱりたった一回の経験だけで何かがすっぱりなくなる、とか180度変わるとか言いますが、現実にはそんなドラマはないですよね。
人間ですから。前進したり、停滞したり、はたまた元に戻ったりしながら変わっていきますよね。
小さな積み重ね、が大事だと思うのです。
その世界の広げ方は旅行するだけじゃなくて、いろんなところにヒントが隠されていると思うのです。
最初の仕事のつくりかたの記事でも書いた、焙煎士さんの日本にやってくるコーヒーのこと、それも小さな積み重ねのひとつで、小さな価値観の変化だと言えます。
こういうことが私のできることではないかと。
小さな価値観の変化が起きるかもしれない”種”をまく
世界で見てきた、日本では考えられないことをネタに。
”世界の食文化”を通じて種を蒔くということ。
今のところ考えている、ターゲットが、昨日のデータと照合して
・30−50代の男女
かつ
・”世界” "食文化" "旅行"のキーワードにひっかかりつつ
・内面状況として、何かを変えたいと日々奮闘している人、ここが見えないニーズ、と言えるのではないかと。
広くなるようで、絞られた(かな・・・汗)
小さな積み重ね、小さな価値観の変化は今でも続いているので、本当に起業する時までにブラッシュアップしていきたいと思います!