タイ・チェンマイからラオスのルアンパバーンに移動です。
地図で見るとこんな感じ。しかし!全く直線ではありません。山道なのでかなりグネングネン道です。
朝10時半にチェンマイを出発。宿にピックアップに来てくれます。
チェンマイの宿でルアンパバーン行きのバスの予約もできたのだけど、いろんな旅行会社や他の宿にも聞いて回って一番安い価格のところで買いました。
だって同じバスで行くんですよ!安く買えた方がいいでしょう。
チェンマイのバスの事務所でルアンパバーンに行く人ー!みたいな感じで集まって乗せられたバン。
よく飛ばすドライバーでした。
走ること3時間半。チェンマイを出てチェンライというところに来ていました。
昼ごはん食べなさいーと言われ外に放り出されます。
移動中は基本的に寝ていることが多い私なので、全く気付きませんでしたが、チェンライには有名な白い寺があり、移動の途中に見ることができるというふうにチケットを買う前に説明を受けていました。
しかし!ドライバーは立ち寄らずここまでやって来ました。
だって行きたいって誰も言わなかったから、とのこと。
我々はまぁいいっか、ということになったのですが、同乗のアルゼンチン人カップルは激怒しておりました。
しかし彼らも眠っていて、もう時すでに遅しなので諦めざるを得ず。怒りながら昼ごはんを食べていました。
タイの国境へ。
ここは何の問題もなく通過し、タイ出国。
そしてラオス入国。
ラオスは数年前まで日本人はビザが必要だったのですが、今はビザ不要で入国できることになっています。
同乗の観光客の人々はビザ取得している中、我々はパスポートだけで入国するものの・・・
土曜ということで、オーバータイム料金を請求されました。150円程度ではあるものの。こういう紙があるってことは公式なんでしょうがねw
ここで両替せざるを得ず。レート悪いので少しだけ。
バンが待ち構えていました。迷うこともありませんでした。待っている車はこの車だけ。
しかも外国人だから目立つ我々。
ルアンパバーンに向かうんだろう?このバンだから。みんな揃うまでここで待っていてくれ。と。
本当にここは国境なのかとさえ思いました。国境といえば両替商や国を超えて買い物をする人なんかがたくさんいて、それにつられて屋台もできていて・・・みたいなイメージがあります。
グアテマラとメキシコの国境
チケットを渡され、ぼうっと過ごします。
タイからラオスに来た感じがよくわかりました。小さな町でも活気付いていたタイ。
かたやのーんびりとしたラオス。
やたらラオス国境事務所はデカイけどw
すると、前述のアルゼンチン人がまた怒りを含んだ顔で、呆れ返ったように言います。
今度はオーバータイムだからって料金請求されたよね?もう、何なの?そんなの聞いていないし!
お金の問題じゃないの。聞いていないことが多くて、もうやだ・・・
確かにその通りです。説明と実際に起きていることが違います。このカップルはチェンライの白い寺をよほど楽しみにしていたのでしょう。
慰めるつもりで、持っていた食料をおすそ分けしました。
彼らは昼食中は怒りとショックが大きかったので、少ししか食べていなかったのです。
我々がこういうハプニングに慣れたというよりは、長い旅をする中で観光スポットに対しての興味が薄れていたという方が大きいと思います。
我々にはこうやって怒れるほどの情熱はすでになくなってしまったのだと悟った瞬間でした・・・
気を取り直して。ラオス国境から近くのバスターミナルまで先ほどのバンで連れて行ってもらいます。
そこで乗り換えたのが中国式バスでした。
中国式バスとは。写真ではわかりにくいですが、寝台バスです。リクライニングとかではなく、ベッドがずらっと並んだバス。
しかもかなり狭い!私はむしゅと隣だったのでまだいいのですが、欧米人大男二人なんて見ているだけでも窮屈そうでした。
18時半に出発。すでにもう、夜。夜はこのバスの中で眠ることになります。
この先がかなりグネングネン道でした。
途中のトイレ休憩場所もどこかの掘っ建て小屋のような作りで、女子たちはトイレが汚くてワーワー言っておりました。仕方ないよね・・・こんな山の中だし・・・
ようやく深い眠りにつきかけた頃。
おーい!起きろー!と声がします。それとともに軽トラやバイクのクラクション音が外から聞こえます。
早朝5時半。ルアンパバーンに到着したようです。
が!ここは中心部ではないので、ソンテウという軽トラの乗り合いタクシーかバイクに乗っていかなければいけないとのこと。
みんな寝起きで様子がよくわかっていないみたい。我々も何が何だか、まぁとりあえず乗り換えなきゃいけないということは飲み込んで軽トラに押し込められます。荷物と一緒に。
それは料金に含まれていないらしく、タイバーツでもラオスキープでもどちらでも支払いができるとのことなので、タイバーツで支払いました。一人80バーツ。二人で500円程度でした。
それから、また何だかよくわからないところで降ろされます。
宿が決まってない人はここで降りるんだーと。ルアンパバーンのセンターだ!とのこと。
まだ6時前。宿は予約していましたが、こんな時間に来られても困るんじゃないかと思い、屋台も出ていることなので、ここで降りることにしました。
20時間の移動終了。こんな時間のかかる移動は色々ありましたが、これもかなり濃い思い出となりました。そして、こんなハードな移動はこれが最後。(のはずでしたが、そうはさせてくれないのがアジア・・・)
あー!そうだ!このまま托鉢見よう!
ようやく目が覚めて頭が回って来たのでした。
大荷物のまま托鉢を降りたここで見ることになります。
続くー!