長く旅をしていると人間、野性的になるといいますか、何かしらの感覚が研ぎ澄まされるようです。
私の場合は美味しい食べ物を探しての旅でしたから、嗅覚が鋭くなったようでした。
(注:私が特別な感覚を持っているとかではなく、人間誰しも持っていると思うのです。ただ、特殊な環境に置かれることで出てくるだけのこと・・・!)
まぁそういうわけで、私が「ここに入りたい!」と思わず入ったお店がタルティンベーカリーでした。パン好きのくせに恥ずかしならこのお店、存じておりませんでした。コーヒーショップばかり調べていて完全にノーマークだった!外観には大きな看板はどこにもありません。
入口の小さな看板と窓際に立てかけられた営業時間の案内だけです。
人は多く賑わっていました。
スタッフも感じがいい人ばかり。オススメをきいて即決しました!朝ですからね。モーニングバン!!
コーヒーはブルーボトルの豆を使っているそうです。
いただきます!!
シナモンが入っていますが、シナモンが程よくパンの生地はパイのようにサクサク。パンの下はオレンジピール入りのシロップを染み込ませているようで、それがとても爽やか!
朝のパンと名付けられた意味がよくわかります。あー!美味しい!!!
ケーキ系もたくさん揃っています。
バルカン半島、中南米でよく見たトレスレチェス。バルカン半島ではトリレチェと呼ばれ、昔からあるケーキであるらしいにもかかわらず、どうして名前がスペイン語なのか、なんとも謎でした。
とにかく意味通り3種類の「ミルク」で作られたケーキで、国によってその3種類は微妙に違っていることもありました。
タルティンベーカリーの3種のミルクはココナツミルク、Cajetaというキャラメル(ヤギのミルクから作られる)、生クリームです。
アメリカでは定番(だと私は思っている)デビルズフードケーキ。チョコレートケーキです。
我々は気になったトレスレチェスを食べてみました。
バルカンや南米で食べたものはすっごく甘くて食べきれないほどだったけど、このケーキはミルクの一つにココナツミルクを使われているせいか、甘すぎず、こってりしすぎず食べやすい!!
大きいけどぺろり!でしたー。
カフェラテでほっこり。
あとで調べて見たところによると、こんな空いているときはなかなかないそうですね。並んで入る人もいるそうで、朝早かったからでしょうか。なんだかラッキーな日でした!
サンフランシスコはカフェも多く、他にも色々行きましたが、マイベストはここ、タルティンベーカリーです!!