グルジアの伝統的なダンスに現代の要素も取り入れた素敵なダンス!!
やっぱりコーカサスはいいところです〜。
が!地球の歩き方はロシアの分厚いガイドブックに「コーカサスの国々」と数ページ、しかも単色で掲載されているだけで全く魅力が伝えられていません!!
というわけで、今回グルジア旅行をオススメする理由について挙げたいと思います!
グルジア改めジョージアは旧ソ連国でした。1991年、ソ連の解体と同時に独立した国です。
そんなわけで、ロシア語がかなり通じます。アブハジア、オセチアなどの領土問題により、ロシアと対立が今でも続いています。
反露路線を取り、最近では教育での外国語の学習がロシア語から英語に切り替わりつつあるようですが、
現段階ではロシア語が英語よりかなり通じる国と言えます。
がまるじょーば!がグルジア語でこんにちは!です。それが可愛くて可愛くて、我々はがまる国家と呼んでいます。
文字も可愛いです。マルンマルンしています。
日本にいるグルジア人だと、大相撲の臥牙丸!
まわしがグルジアの国旗ですねー!
グルジアにはかれこれ1ヶ月くらい滞在したのですが、そこから感じたグルジア人の性格を少し。
・酒呑み
よく飲みます。ありえないくらい。
4時間程度の道のりを宴会挟んで7時間で向かったことがありました。もちろん、ドライバーも飲んでますよ・・・
ビール、ウォトカの数・・・
しかし運転技術は確かだったのが謎・・・。
その時の記事→民宿の多くは夕食のオプション付きです。夕食をつけるともれなくワイン飲み放題です。グルジアワインは美味しいと有名ですからね!!
あのピッチャーはワインです。ワインというか・・・ぶどう酒。自家製なので、アルコール度数がめちゃくちゃ高いです。
世界に出回っているワインとは全く別の飲み物のような気がします。
全然飲めなかったんですが(きつすぎて)、宿の母さんはいけ好かない顔つきでした。
・人がいい
外が寒すぎて観光別にいいや、と思っている時に、宿を切り盛りするタマルさん、私とパン作りしてくれました!
タマルさんの手作りパン、おいしいんだな〜
焼けたかなと思って台所に戻ったら、タマルさん、もう食べちゃってるし!
毎年ここで冬を越すようですが、山奥の宿なので、寒くなると人がめっきり減ります。夏場は観光客もハイキングなどで押し寄せて忙しいのですが。
私がチェックアウトする時、寂しいよー寂しいよーと言っていたのがとっても可愛らしかったタマルさん。
しかしグルジア人、「えっ?なんと言いました?」というフレーズ、ロシア語だと「シトー?」とか言われることが多いのですが
「あ”ー?」
です。それがちょっと怖いです。
そんな人々が住む、グルジアのいいところを紹介しますー
1、料理が美味しい
グルジア料理というと、日本ではあまり馴染みがないですが、私が出会ってきたロシア人は
「グルジア料理が美味しいから外食するときはグルジア料理屋に行く」
という人が多かったです。
それほどまでに言わしめるグルジア料理。
ハルチョ!
グルジアの国民食
ヒンカリ!
ハチャプリ!
これは地方によっていろんなのがあります。これはアジャルリ・ハチャプリ!
先に出てきたタマルさんの作る晩ご飯!
どれも美味しかった!スパイスがいい具合にきいているのがグルジア料理の特徴でしょうか。
パンも美味しいんですが、パン屋がひどく閉鎖的です。この窓から買い求めるシステムです。もともと社会主義だったせいか、店に大きな窓なんてないんですが、とりわけ毎日買うパン屋に驚きました。
こういうのが特に首都・トビリシの街中に多かったです。
そしてこんなに大きい。わたしのすぐ横にある窓の鉄格子のちょっとした隙間から、このままはいどーぞって渡されます。
食べ物のこと、ここでも紹介していますー!
2、文化水準が高い
小さな国ですが、ソ連の社会主義で文化的なことに力を注ぐ体制があった影響で、美術館も立派なものがありますし、とても素敵な人形劇のシアターを見つけました。
こちらが美術館。
中はグルジア出身の画家をはじめとして、かなり興味深い絵画が多かったです。マイナーな画家の絵は日本には来ませんからね!
中でも気に入ったのが、ニコ・ピロスマニの絵。
特徴をよく捉えていて、癒される可愛い作品が多かったです!
小さな人形劇のシアター、レゾ・ガブリアゼという劇作家の作品を上演しています!
おもちゃ箱みたいな時計台が作られています。この下にチケット売り場があります。
夜の風景。
併設されているカフェが素敵だったので、何度か行きましたー
3、風景がいい
自然を愛する人にはコーカサスは本当にお勧めできると思います。
いい写真は探せばいっぱい出てくるはずなので、興味を持った方は是非調べてみてください。
私は風景がいいことをにおわせられるような、変な写真を。
たとえばブタが道に 笑。
牛が道を塞ぐのもインドだけではありません。
トルコから陸路でグルジアに来ましたが、国境を越えて風景の変化は牛が路上にいたことでした。
田舎に行くと、乳搾りも普通に見ることができました。
ごく普通にいるんですよ、牛が。
懐かしさを感じる風景なのか、よくわかりませんけど。コーカサスは山が高いので、道が険しいです。あまり整備されていないので、コーカサスの移動はある程度の覚悟は必要かと思います。
風景とは違いますが、グルジアの一場面。
マーケットも独特の雰囲気。黒海沿岸の街・バトゥミはいびつな都会でした。しかも一部分だけ。
こないだ観た映画で知ったのですが、串焼き・ケバブは主にイスラム文化のもののようで、キリスト教を信じる人はあまり食べないそうです。
バトゥミが中心都市であるアジャリア自治共和国となっており、ここにはイスラム教を信じるグルジア人も多いようです。
ケバブを見て、さらに、焼いていけ!写真撮っていけよー!と言ってくれた人々はイスラム教だったのかもしれません。
ロシアやトルコという大国に挟まれた国であるために、長い年月をかけていろんな民族がここを行き来し、いろんな民族があり、信じる宗教がさまざまなのは当然のことなのかもしれません。
それがあったために、今でも衝突を繰り返している地域もあります。しかし、今のこのグルジアの姿があるのは、そんな歴史があったからこそなのではないかとも思うのです。
今でもアブハジア、オセチア方面の一部分は危険なところもありますが、それ以外はとっても平和でいいところです。
興味のある方は是非グルジアへ!行かなくても、チェックしてみてはいかがでしょうかー!