アゼルバイジャンはそんなに長居できなかったので、食べたものというと結構少ないのですが、それでも存在感のある
食べものに出会うことができました。それを紹介していきますー
まずはシェキで食べたピティというユニークな食べもの。
これひとつでスターター、メイン料理になるという食べものなのです。
食堂にお腹ぺこぺこで入ったところ、メニューがないと言われ、お勧めされるがままに出てきた食べもので、強烈でした・・・
ドブと呼ばれるつぼが運ばれてきて、その中に浮いて見えるのはなんだか肉の脂とサフランのようなスパイス。
まずつぼから汁だけをスープ皿にうつして、パンを浸して食べます。
味付けは一切されておらず、肉汁です。しかも我々日本人が食べ慣れない羊肉。かなり匂います。
一通り、パンを食べ終わると、汁のなくならないうちに壷に入っている具を皿にうつし出します。
レンズ豆をだして、フォークの背でギュッギュとつぶします。かなりつぶれたところで、羊の脂身をごろっと出して。
写真の黄色いのはキュウリのピクルスです。そして、近くにいたオッチャンがどこからか持ってきてくれたタマネギ。
テーブルで押しつぶして割ってくれたものもあります。これをつまみながら食べます。
それから、写真を撮り忘れましたが、塩と一緒にアゼルバイジャンのテーブルには胡椒ではなく、スーマックと呼ばれる
紫色のパウダー、ちょうど見た目はふりかけの「ゆかり」みたいなスパイスが置いてあり、それを振りかけると良いそうです。
注)ゆかりと表現しましたが、味はゆかりではありません。味は・・・よく分からない味。そんなに強くないスパイスでした。
羊肉が食べ慣れないにもかかわらず、脂身ときた!その上、味付けがないので、私はちょっとキツかったですが、男性には
ウケる人にはウケるかも。むしゅは美味しいと嬉しそうに食べていました。
紅茶と一緒に出てきたのは駄菓子のような可愛い色の角砂糖です。
イランと同様、スプーンがついてきません。口の中に角砂糖を入れて、紅茶で溶かしながらいただきます。
旧ソ連圏ならではのもの。ロシアのチョコレートは美味です!スーパーでバラ買いできるのでお得です。
牛柄が多いのですが、いろんな牛柄を揃えてみました。
そしてパン。グルジアとは形も味も少し違います。
この丸形のパン。少しオリーブオイルが練り込んであるような味わいでした。
スーパーに行っても、だいたいこの形が一般的なようでした。
バクーに着いて、またまたメニューのない食堂へ入ったときのこと。
こういうときは知っている単語を並べて言うしかないです。
ボルシチ、というとあったので、そちらを注文。
物価の高さに怯えていましたが、ここの食堂、良心的価格でしたー
地元の人と食事に行ったときのこと。
たくさんあるメニューから注文するんじゃなくて、前菜は大きなお盆に入ったメニューから取っていくみたいです。
中国でもこういうのを見たことありますが、待たなくていいし、良いシステムですねー
バクーと言えばこれ!と言うもの。(名前失念・・・)中にはひき肉が入っています。
ケバブ!鶏肉、羊、牛肉。どれも美味しかったです!
長距離バス移動の途中でトイレ休憩以外にも、食事休憩というのもあります。
我々はパンを買って乗り込んでいたので、食堂で食べることはありませんでしたが、お茶でリフレッシュ。
やっぱりスプーンはないです。
実はこの最後の写真はテヘランに向かうバスの休憩のものでした。
コーカサスはイランからまた帰ってくるまで一旦ここでおしまい。
さて、次回からイランですーー