南北アメリカ大陸、地図上ではちょっとの移動がとてつもなく長い!それはアメリカ合衆国でも同じこと。
グレハンでテキサス州から隣の州・ルイジアナ州へ移動しました。
ヒューストンからニューオーリンズ、7時間半、ネット予約で一人9.5ドルでした。
ネット予約のバスの移動はすこぶる安いです。
ヒューストンのバスターミナル。街中にあり、とてもわかりやすいところにありました。
決済まで済ませておいたバスのチケットのPDFを提示してチケットに交換。これでチェックイン完了です。
アメリカといえばグレイハウンド。略してグレハン。響きはいいですが、バス自体に夢も何もなく、いたって普通のバスでした。色気のない地味なバスでした。バスの中にトイレもついているので、その心配はありませんが、長時間なので何か食べたり、リフレッシュするのに休憩が一度ありました。
ニューオーリンズに到着。観光都市らしく、バスターミナルもヒューストンより大きいです。ヒューストンも大きい街でしたが、ニューオーリンズも大きい街です。
宿に移動します。
ニューオーリンズにはレトロなストリートカーが走っていました。風情がありますね。世界一古い路面電車なんだとか。しかし!古いゆえに工事区間があり、バスに乗り換えなければいけないという・・・そして、工事区間が終わるとまたストリートカーが待っていてそれに乗り換えて進みます。
料金は変わらないのですが、乗り換えるのにバスを待ったり、ストリートカーを待ったり、骨が折れました。
5日間の滞在時にも区間が微妙に変わったりして、工事の進捗状況に気付いて「工事進んでいるなぁ〜」なんてしみじみしていました。
ニューオーリンズではショットガンスタイルの家を予約していたのでした。部屋をそれぞれゲストに割り振られるシステムのよう。
とにかく安さにつられ、ショットガンハウスとはどんなものかをよく知らずに予約したのでした。
ショットガンスタイルの説明が難しいので間取りを貼り付けます。
By US user:futurebird (Susan Murray) - English Wikipedia, CC 表示-継承 3.0, Link
廊下がなく、部屋と部屋が縦に並んでいるのです!どこの部屋に移動するにも部屋を通っていかなければいけない作り。とんでもなく暑いニューオーリンズ、風通しは良さそうですが、文献を読んでいると幽霊も真っ直ぐに通りやすいために引き寄せられるんだとか・・・
玄関の横にトイレとシャワールームがあって、我々は一番手前のキッチンのあるダイニングルームが割り振られました。
そんなわけで、奥の部屋を予約している旅行客は、みんな我々がいる部屋を通って外に出なきゃいけないし、台所やトイレ、シャワーに行かないといけないし、自分たちの部屋に帰らないといけません。
我々はどの部屋も通らずに台所にもトイレ、シャワーにアクセスできるので問題なかったですが、別の部屋にいる人は何かアクションを起こそうとする度に気をつかっていたことでしょう。
こちらはショットガンスタイルが4軒連なったアパートのようです。
我々はシェアルームで寝ることに慣れていたし、誰かが部屋を通っても気にせず眠れたのですが、よく知らずに来てみてびっくりすることもありそうですねー。
しかし、誰かが眠っている部屋のドアを開けてそこを通るのはちょっと勇気が要りそうだなぁ。手前の部屋でよかった・・・!