この夏目立って多かった外国人観光客・ポーランド人。
一番直近のポーランドのゲスト・アレックスとミヒャル親子!
ポーランド人の国民性は人懐こい、フレンドリーというのが私の感想。そして、なぜか自国に対してネガティブ発言をする人が多いのも印象的でした。
「ポーランドはまだまだ貧しいから・・・」、「いまいちパッとしない国でしょ?」
私はそうは思いません。とても綺麗な国だったし、他のヨーロッパと比べても貧しい要素はあまり感じられず。
2回行ったことがあるのですが、3、4年の間だけでも経済成長を感じられる部分も多くあったのですが、彼らは認めてくれませんでした。
何よりもまず、ポーランドに行ったことに驚かれました。
「何をしに?しかもどうして2回も?」
この国民性である、ネガティブ感情と関連しているのでしょうか・・・。
日本人も(というか私が、というべきか?)ネガティブ感情があって、多分同じように日本に2回も行ったことがあるヨーロッパの人に出会うと驚くと思います。
そんな彼らに会った時、私はポーランドについて語っていることが多かったです。
まずは料理。ポーランド料理は日本に馴染みがないのですが、美味しいのです!
「え?そんなこと初めて言われた。」
というのが彼らの反応。
日本の味噌汁的存在・ジュレック。
家庭によって味が違うところも味噌汁と同じですねー。
ピエロギ。これは東欧ではポピュラーな食べ物で、餃子みたいな感じですかね!
ポーランドのシチュー・ビゴス。いやーこれも美味しい!
この辺りは王道コース。ポーランドに行ったらガイドブックにも出ていて有名どころなので、これはポーランド人も「うんうん、そっかー。」と聞いてくれます。
日本行って「寿司食べたよー!ラーメン食べたよー!」くらいの感覚、たぶん。
パン好きとしては見逃せないのがベーグルの原型・オブヴァジャネック。
駅のスタンドでも売っていて、特にクラクフなど南ポーランドに多かったです。日本ではありえない、ラードを塗ってパンを食べる習慣。この樽の中にラードが入っていて、スライスしたパンに塗ってくれます。
これもポーランド人、興味津々。「で、どうだった?どう思う?美味しいと思う?」
私は好きだったので、美味しかったーと言いますが、海外の人には合わないかも・・・と心配になるのかもしれないです。
納豆が苦手な外国人に、食べてみてどうだったか聞く感覚と似ています。
菓子パン・ポンチキ。中には甘酸っぱいジャムが入っています!
ザピエカンカ。クラクフのカジミエジュ地区に美味しい超有名店があって、そこで並んで食べたと話すとポーランド人大笑い。
「いやーあそこのは美味いよね。しかしまさか、日本でこのことを聞くとは。」
スイーツも。
ザピエカンカは興味深く聞いてくれたものの、このアイスは・・・
すごい行列でした!だから並んで食べてみたのです。味はあんまり印象に残っていません。
並んでいる意味がわからない。だって何も特別とは思わないからね。ですって。
そうだったのですね・・・。地元の人じゃないとわからないこと、あります。
ワルシャワ・cafe Wedelのチョコレート。オシャレなお店で値段がするのはするんですが、確かに美味しい。
地元っ子は行ったことがない子も多いそうです。確かに観光客、多かったな・・・。
そういうお店、日本にもありますよね。
コンポート。ポーランドの健康の秘訣ドリンクで、フルーツやスパイスを煮詰めた飲み物です。
高級な飲み物ではなく、食堂に置いてあったりするし、ヤクルトみたいな感覚ですかね。
クレムフカ!これも超美味しかった!!美味しいお店がいろいろとあって、これだけのために、女性たちが食べに来ているところもありましたー!
・・・もうこの辺りになってくるとポーランド人、まぁよく食べてるわ〜と黙って聞いてくれます・・・。
食べ物の話ばかりではなく、ポーランド人が誇りに思っていることとはなんでしょうか。
自国にネガティブ感情を持っているとはいえ、ポーランドのことは大好きなのです。
ポーランドは貧しい!と断言していた子も
「今より給料をたくさんくれるっていう会社、例えばドイツや他の国に行く話が出ても、私はポーランドを離れて、家族と離れて暮らすなんてこと、絶対に考えられないんだから・・・」と涙を浮かべて話していたことを思い出します。
ワルシャワの旧市街。第二次世界大戦でワルシャワの街はドイツ軍によって壊滅させられました。
それを1から、崩れたレンガも使いながら細かな部分も人々から聞いた話を元に、見事復元したんだそうです。
それを誇りに思っているそうです。
それを壊したドイツ軍へのネガティブ感情から、ドイツに対するイメージがあまり良くない人が多いです。
日本の女性には人気のボレスワヴィエツ。ポーランド人ならこの名前、知っているだろうと思っていたものの、中には知らない人もいました。
なぜわざわざワレモノを?とポーランド人には聞かれましたが、先日かっぱ橋で、大勢の外国人観光客が器などたくさん買い物している風景を見ました。
自分の国にはない、文化のものって、新鮮で魅力的に見えるものなんですねー。
都会だけでなく、南のタトラ山脈の美しさ。モレスキー・オコ。
自然の美しさは誰もが共通して持つ感情なので、ここは思いを共有することができました。
私がポーランドについて語ったのも彼らがこんな性格だからです。どうだっ!すごいだろ!!
君はうちの国が素晴らしいということをよくわかっている!
とナルシストだったら彼らに対して語らなかったと思います。黙って聞いてくれるポーランドのゲストたち。
ポーランド人からのリクエストがくると、泊まっていーよーその代わり、あれとこれを買って持ってきてー
くらいに距離が縮まっています。
そんな国が増えていけばいいなーと思う今日この頃なのでした!