ポルトガル・ポルトにはユニークなコンサートホールがあるので、ポルトに行ったらぜひ行ってみてみたい建物のひとつでした。
Casa da Musica (カーザ・ダ・ムジカ)。
どこからみてもかたちが違っていてぐるっと回ってみるだけで面白い!
館内はガイド付きで見学もできると聞いていたのですが、我々が訪れた時にちょうど夏のフェスティバル中で、コンサートがあるとのこと、2公演聴きに行くことにしました。
本来、ヨーロッパの夏はファスティバルに行かない限り、劇場は決まってお休みなのでラッキーでした!
建物も斬新な形ですが、館内も近代的な作りになっています!
1公演は大ホールでここの交響楽団の演奏。多くのホールは外の風景が見えるなんてことはないのですが、ここのホール、光がよく入ってとっても明るいホールです!緑が見えて清々しい、爽やかなホール!このデザインも斬新です。
2人のリヒャルト(ファーストネームが同じ)特集をするのですね!この年はシュトラウス生誕150年ですからね〜
この日の演題は前半はベルク、後半はマーラーの6番。悲劇的という副題も付けられています。チケットは17ユーロ。
チケット売り場のスタッフのお兄さんも親切で、かなりいい席にしてもらったのですよー!それでもこのお値段はお得。
さすがマーラー、オーケストラは大所帯でした!
マーラーの6番は打楽器が特徴と言われていて、ハンマーまで出てくるのです・・・!CDでは聴いたことがあったものの生の演奏ではどうなるんだろう?と気になっていました。
すぐ前にいる管楽器はハンマーが音を鳴らす時は耳栓をしているということも聞いたことがあって、どうなるんだろう・・・?
いよいよハンマーの鳴るところ。机のような台の上を餅でもつけそうな大きな木製のハンマーでガンッ!と打撃。もはや音を鳴らす、というより打撃に近い気がしました。しかも1回か2回かと思っていたけど、以外と結構打撃がある(笑。
そういう楽しみもあったりして、マーラーの激動の音楽に揺さぶられ、ドキドキしながら聴くことができました!楽しかったー!
カーテンコール中に写真をパチリ。
そして、2公演目は小ホールでヴァイオリンとピアノのコンサートでした。
この日の公演はベートーベンのヴァイオリンソナタでした。有名な5番、春です。有名な楽曲だけに観客も結構いました!
椅子も”細胞”みたいでかわいかったですー!
クラシック音楽だけでなく、いろんな音楽や劇などの上演があるそうなのですが、この近くでロックバンドが練習していたり、ユニークな形を使ってスケートボードを楽しんでいる若者もいましたよー!
ポルトの文化の中心的存在のカーザ・デ・ムジカ。行けてよかったです!