ウィーンの老舗・伝統的コーヒーハウスであさごはんを食べてきました。
こちらCafe Hummel(カフェ・フンメル)。
キラキラした中心部のコーヒーハウスよりややしなびた感があります。利用する顧客、営業する側ともに高齢になっているのが原因みたいです。
よちよちと店内を歩き回っているおじいさんがいたのですが、クリスティーネが「ほら!あの人が支配人よ」
と言っていたとき、コーヒーハウスの営業が難しくなりつつあり、閉店するお店も出てきているという話を思い出しました。
全国の新聞と南ドイツ、スイスなどの隣国の新聞も置かれています。こういう置き方は日本にもありますね。
違うところといえば、オーストリアの新聞はA3サイズで日本みたいに大きくないから読みやすいところでしょうか。
さてさて、肝心のあさごはん・・・!
まずはメランジュです。グラスにつるりと置かれたスプーンはコーヒーハウスの名物。インデペンデントカフェで飲んできた私としては、泡が乗り過ぎ感も否めずですが。
典型的なあさごはん。オーストリアの人は朝から黒パン・ライ麦パンは食べないそうです。白いパン・小麦パンを食べます。カイザーゼンメルという丸パン(写真手前)。キプフェルという角形のパン(写真奥)。
カイザーとは皇帝の意味。皇帝・ヨーゼフの好物だったため、こんな風に呼ばれています。ゼンメルは外はパリッと、中は殻みたいに軽い。イタリアのロゼッタにも似ています。やっぱり国が近いと料理も似てくる!
キプフェルはムチムチしています。マリー=アントワネットはオーストリア=ハンガリー帝国からフランス王国に嫁いだのですが、このキプフェルが恋しくて、職人に作らせたのがクロワッサンの始まりと言われているそうです。こちらに添えられているのがバターとジャムです。ジャムはシュダウズのジャム!こちらもウィーンで作られた瓶入りジャム!ちっちゃくてかわいい!おみやげ屋さんにもこのジャム、時々売られていますが、おみやげにも良さそうですねー
以上!ウィーンの朝からでしたー