チェコで最初に向かったのは、チェスケー・ブディエヨビツェのホストファミリーのお宅でした。
お世話になったのはシャルカという女性。旦那さんと将来の楽しみな3人の子供たちと一緒に私たちを迎えてくれました。
仕事帰りに駅まで迎えに来てくれて、夕方からブディエヨビツェの街を案内してくれました。
そして、ブディエヨビツェと言えば、バドワイザー。
アメリカのではなく、ここで作られるビールが本家本元ということらしいのですww
まだバドワイザーは名称権を争って裁判中だとのこと。何十年も・・・
チェコはビールの国で、種類は作られた町によって味・ブランドが異なり、数えられないほどあるそうです。
古くから続くバーへ。
こちらは昔、牛などの家畜を売買する市場だったそうで、今は人気のバーになっているそうです。
オリジナル・チェコ・プレミアム・ラガー。チェコの部分が太文字です!
こちらで初・チェコビール!
そして、ニンニクを使った料理が多いとのことで、ニンニク・チーズの入ったスープもいただきます。
けっこうニンニクのスパイシーさが効いたスープでしたが
シャルカにとってはまだまだスパイシーさが足りないスープだったようでした!
家のガーデンで家族皆で夕食を食べながら過ごす時間が私は大好きでした。
遠いアジア・日本のことに興味を持ってくれていて、お互いの国の共通点を見つけては喜び、
相違点を見つけては興味深く話をして夜遅くまで楽しく過ごしました。
旦那さん・イェルカは胸当たりまで伸びた長髪をなびかせていて、一見メタルバンドのアーティストのようですが、
実は凄腕プログラマー!ヨーロッパの人は会社に所属するのはそんなに多くなく、自宅で自営業をしている人が多いのですが
彼もまさにそういう人でした。
多くの会社・小売店の終わる18時頃から彼の仕事が入ってきて、仕事が忙しくなるようなのですが、
昼間は時間があるので、忙しい妻の代わりに夕食の準備はイェルカがしているとのことでした。
妻のシャルカは弁護士で、硬派な女性。
迎えにきてくれた時も、私たちと別れる時も裁判の間を見て来てくれたそうです。デキル女だなー
この夫婦のギャップも仲睦まじさも愛おしくて!
イェルカはアジア料理にも興味津々で、私たちが日本食を振る舞うことになったときも
一緒に台所に立って料理しました。
チリのスパイスもたくさん持っていて、イェルカ以外辛すぎて食べることのできないカレーなんかも作ってるらしいです。
ルツカは18歳、面倒見のよい美人なお姉さんです!妹のキティと一緒にピアノを弾いたり、フルートを吹いたり。
演奏を聴かせてくれたけれど、とても上手!二人とも言葉も堪能だし、美人だし、将来が楽しみ!
私たちが作った日本食はお好み焼きと肉じゃが、ほうれん草のおひたしを作りました。
お好み焼きを”パンケーキ” パラチンキと呼んで、なんだか不思議な感じがしました。
こちらの人にとっては、キャベツの挟まったパンケーキは新鮮なんでしょう。
だけど、3品とも完食してくれてよかった!!
イェルカは私たちのために時間を作ってくれて、ボヘミアの森まで連れて行ってくれました。
「自然公園に入ったことがあるだろうけど、これが本物の森だ!!」
と言いながら。
きのこを見つけるたびにイェルカに聞くと、どれもよく知っています。
「食べられるけど、おいしくない。このキノコを少しでも入れてしまったら、料理は台無しになる。」
「死にはしないけど、食べられない。」
「天国行きだよ」
などなど。
どうして知っているのかというと?
彼が勉強したわけでもなく、自然と身に付いた知識なんだそうです。
それほど人間と森・キノコの存在は近いんでしょう。
日本と欧米の自然との関係は少し違うと言われています。
日本は自然と共生しているけれど
欧米は人間が頂点に立っていて、自然よりも上の立場にいる・・・
彼を見ていると、自分の間違った捉え方に気が付きました。
自然を愛する気持ちは同じです。
クリスマスには動物たちにこの森の木にプレゼントの肉を引っかけに来るだとか
折れた木を使って動物たちのシェルターを作る遊びがあるとか
ごみは必ず拾って帰るだとか。
そういう森との付き合い方があるそうです。
そして、、彼のきのこのスープ!!
エイリアンの脳みそきのこ。だそうですwwクリーミーでおいしいきのこなんだと。パプリカを使ったスープ!絶品!
酸っぱいスープ。
「外国の人は酸っぱいスープに抵抗があるかもしれないから」とポーチドエッグを付けてくれました。
酸っぱいのも慣れているから問題ないけど黄身と食べると、とろける美味しさ!
日本で同じキノコは穫れないけれど、違うキノコで挑戦してみます!