サンクトペテルブルクは何と言ってもマリインスキー劇場で毎年、白夜シーズンに開催される
「白夜の星音楽祭」
が我々の見所のひとつでもありました。
私は一人で2年前にフライングで観に来てしまいました。
そして、ちゃっかりDVDにもうつったりしていますwwそれが
こちら▶︎この時の席は完全にDVD用に仕組まれてた!!
クラシック友達の方からペテルブルク・フィルのコンサートのお誘いがあり、
到着したその日はそのコンサートに行ってきました。
サンクトペテルブルク・フィルは現在はテミルカーノフの率いる楽団で、今年来日もしていましたが
私たちには、元レニングラード・フィル、ムラヴィンスキーのイメージが強くありました。
ムラヴィンスキー
youtubeでムラヴィンスキーの指揮する演奏をしばしば目にし、実際にこのコンサートホールに入った時は
胸が震えました。
ついに来てしまった・・・!
プログラムはブロードウェイ風な作品ばかりで、このような作品を演奏することは非常に稀だとのことでした。
クラシック友達の友達・アルテム・チルコフさんの演奏で、ニーノ・ロータ作曲・コントラバス協奏曲。
ニーノ・ロータは映画音楽「ゴットファーザー」の作曲者として有名ですが、このコントラバスの作品は
いつもは”縁の下の力持ち”なコントラバスの魅力を引き出し、アルテムさんのように爽やかで気持ちのよい曲でした!
後半はバーンスタイン作曲「ウエストサイドストーリー」でした。
ロシア人のマンボ!指鳴らしやマンボ!の声、なんだかどきどきしたなーー
最後はアルテムさんに会いにいって一緒に写真まで撮ってもらって。得意の鶴をプレゼントまでしてしまった。
楽しかった!
続いては、マリインスキー劇場。
今回は完成したての新劇場にも行くことができました。
チケットは事前にインターネットで購入していきました。プログラムの発表は今年は非常に遅く、
もしかしたら、今年白夜祭はないのかも・・・と不安に思ったりしました。
チケットはこんな感じ。左がチケット、右がパンフレット。
こんな感じのチケットだったら、引き換えは不要だそうです。この右端についているバーコードで入場できました。
ボリショイにしても、SPBフィルにしてもパンフレットはロシア語のみですが、さすがマリインスキー。
「パ・アングリースキー(in English)」と言うと、英語バージョンをくれます。質が高いのに、今までの
コンサートの中でも一番安いパンフというww。30ルーブリ。約90円。
こちらは表側にある劇場。ここも趣があって素敵なところ。
こちらが新劇場。
この日はトルストイの作品「アンナ・カレーニナ」のバレエ、シチェドリン作曲を鑑賞しました。
プリマドンナは憧れのウリアーナ・ロパートキナ!!!
シチェドリンは彼の奥さん・有名なバレリーナ・プリセツカヤのために書かれたと言われています。
アンナ・カレーニナは本だけでなく、映画化もされているので、親しみやすいのではないでしょうか。
しかし、極上のひとときだったな・・・
コンサートホールへはゲルギエフ指揮、ルドルフ・ブッフビンダーのピアノでブラームスを鑑賞しました。
ブッフビンダーのピアノ、上品で素敵だった!
そして、後半のブラームス交響曲4番。
これに泣かされてしまって。
去年、この場所でブラームスを聴いた人から感想を聞いたときは
「とにかく練習不足!」
とのことでしたが、その反省があって今年があったんでしょうか。
ロシア人の持つ情熱に私は完全に溶かされました。
というわけで、ロシアのクラシック鑑賞は無事におわり、今回もすばらしい演奏に出会うことができました。
ロシア大好き!!また聴きにくるぞーーー